こんにちは。R+house(アールプラスハウス)守谷・柏店住宅アドバイザーの有賀です。
早いもので2019年も残り一か月を切りましたね!!皆様にとって2019年はどんな年だったでしょうか?
住宅業界でいいますと、なんといっても大きかったのが、10月の消費税増税ではないのでしょうか?
幸い2020年までは、補助関係も充実しており、私も3%→5%→8%と、過去の増税時にこの業界にいたのですが、今回はいわゆる”駆け込み需要”的な混乱はあまり感じることはなかったです。
ちなみに5%→8%時が一番大変でした!
さて、今回はタイトルにあるボーリングのお話をさせて頂きます!っといいましても10本のピンを倒すボーリングの話ではございません!お家を建てる前に行う大事なボーリングのお話をさせて頂きます。
ボーリング調査とは、わかりやすく言うと”地盤調査”といわれるもので、土地に対してお家を建てる場所に
地縄という縄を張ります。一般的にお家の四隅と中心の地盤がどうなっているかを調べる調査の事を地盤調査といいます。
これは”不動沈下”といって、地震などではなく、通常の状態でお家が傾いてしまうことをいいます。この不動沈下のリスクがある土地かどうかを地盤調査を行い、調べるんですね。
実際不動沈下ってどの位の件数の相談が寄せられているか皆様ご存じでしょうか?
上記は住宅リフォーム・紛争処理支援センターに1年間で寄せられた苦情件数なのですが、不動沈下に起因したものが多いのがわかります。内容見て頂くとわかると思うのですが、一言に不動沈下といっても様々な症状を建物に引き起こし、ひどい場合は住み続けることが難しくなり、建て替えをしないといけない状況になる場合もあります。
そんな状態にならないためにも、お家を建てる前には必ず地盤調査を行い、不動沈下のリスクがないか。を調べるわけなんですね。
では、地盤調査はどういった方法を用いて行うかといいますと、比較的自重(建物そのものの重さ)が軽い~2階の戸建て住宅では、”スウェーデン式サウンディング試験”を行う会社が多いといわれています。
上記の様な光景を見たことはありますでしょうか?
先の尖った棒に一定の負荷を掛けていき、沈んでいく速度や音を機械で解析して土の中の地質や支持層(固い地盤)までの深さを測ります。
先述した五点の結果を基に、不動沈下のリスクがあるかどうかを判断するんですね。
残念ながらリスクあり。と判断されてしまうと、、、、”地盤改良工事”の必要が出てきてしまいます。
地盤改良工事の内容に関しては、次回のブログで詳しく説明させて頂きますのでご期待ください!!
最後にこれから土地を探してお家作りを考えている方に、少しでも地盤改良のリスクが減るかもしれない?
豆知識をお教えします!!
そのポイントしまして、、、、
1、水に関係する地名は注意!!
〇〇谷、〇〇川、〇〇沢、など水に関係する地名は地盤が弱いかもしれません。(昔の形状などからつけられていることが多いため)
2、国道、鉄道の近くは安全!?
これは両方とも古い方が信ぴょう性が増すのですが、地盤が強いため昔から交通量が多かったり、鉄道の線路も地盤が強い所を選んで敷かれた事が多いことに起因します。ですから、気になっている土地の近くに昔からある国道や鉄道があるエリアは比較的地盤が強いエリアである可能性が高いです。
これらは、地盤調査会社の方に確認した情報なのであながち間違ってないと思います。
※あくまで参考程度にお願いします!
次回は実際に地盤改良工事が出たときの工事の種類などをお話できたらと思います!!
それでは!!