そんなふうに考えていた時期が、私にもありました・・・
こんにちは、R+house(アールプラスハウス)守谷・柏 住宅アドバイザーの佐藤淳史です。
先日のお休みに代々木上原の旧前田家本邸に行ってまいりました。
旧前田家本邸は旧加賀藩藩主の前田家16代当主前田利為侯爵の邸宅として建てられた歴史建造物です。
戦後は接収されアメリカ連合軍の司令部としても使用されました。
現在では国の重要文化財になっております。
場所は代々木上原駅からしょうしゃな住宅地を歩くこと約10分
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公園のいかめしい門を入り、木の間隠れを歩くと、建物が見てきます。
家の中もとってもゴージャス
私のお気に入りは
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さて今でこそ、私は休みの日にこうした歴史建造物巡りをしてますが、
かつては『昔の人間が造ったものなどどうでもいい!』などと
若くいきがっていた、黒歴史の時代でした・・・
さて前置きが長くなりましたがお家でそんなふうに考えていた時期が私にもあったこと、それはズバリ『地盤工事』です。
言うまでなく、家つくりで地盤はとても大事です。
いくら建物を良くしても家が傾いてしまえば、意味がありません。
2009年に住宅瑕疵担保履行法という法律が施行されて以来、住宅会社は新しく家を建てる時、必ず地盤調査をしなくてはいけなくなりました。
以前に私は当社に縁があって入社する前に、某ハウスメーカーで仕事をしていたことをお話したと思います。
なので当時の私は、そういった法律がある以上、今時の家はどこで建てても地盤のことなら基本的に大丈夫そう考えていました。
しかし、実は地盤改良には色々な工法があります。
そしてその中の一つである、セメント系改良工事は、発がん性物質である六価クロムが発生する恐れがあるということを皆様はご存知でしょうか?
実は六価クロムが発生する恐れがあるい言うことは2000年ぐらいから業界でも問題になっていました。
現在ではその対策がされたセメントを使うようになっているようですが、完全に六価クロムが発生する恐れを無くすことはできないと言われております。
それはセメントの材料の一つである三価クロムが土と混ざると毒性のある六価クロムになると言われていますが、実はその詳しい過程までは判明されていないからだそうです。
六価クロムは妊娠中の女性の場合、胎児にも重大な悪影響をおよぼすとの報告もあります。
そして健康被害だけなく、六価クロムなどの重金属によって汚染された土地は将来、最悪の場合、売れなくなることもありえます。
これは築地市場でも問題になっていましたね。
現在ではそういった有害物質を出す危険性のない工法として、天然砕石を使用する工法が推奨されていますが、まだまだセメント系改良工事が行われていることも多いです。
皆様は家を建てる時は、地盤改良が必要という結果が出た場合、改良工事の工法まで注意して、有害物質を出す危険性のない安心できる工法を選んでくださいね。
それでは失礼します。