注文住宅だからできる!?夫婦別寝室を希望する女性は、なんと50%!

「結婚したら夫婦は同じベッドで眠る」という価値観は今や変化し、
夫婦で寝室を別にするライフスタイルが増えてきています。

新築で注文住宅を建てる場合、
間取りを検討する段階から夫婦別寝室として設計を進めるケースも珍しくありません。

この記事では、夫婦別寝室だとどんなメリットがあるのか、
また注文住宅を建築する際に夫婦別寝室を検討する場合大切なことは何か、
注文住宅の間取りのパターンとともに紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

1. 夫婦別寝室にしたいという夫の本音、妻の本音

(1)一人の時間も大切にしたいというライフスタイルが増えている

2011年に日本建築学会計画系論文集で発表された論文
『夫婦の就寝形態の特徴と寝室・私的領域の計画課題について』によると、
約8割の夫婦は同寝室、つまり同じ部屋で寝ています。

逆に言えば約2割の夫婦は寝室が別ということです。
では、夫婦別寝室を希望するのはなぜか。

その理由として「夫または妻の寝相が悪いから」
「仕事で時間が不規則なため就寝時間が夫婦で違う」などとあわせて挙げられたのが
「気兼ねなく読書やテレビを楽しみたい」「互いのプライバシーを尊重したい」という内容でした。

夫婦といえどもそれぞれ嗜好や趣味などは違うもの。

家事や育児、介護など家族で取り組むべきことは夫婦で協力することが前提ですが、
リラックスして過ごしたい夜の時間や就寝時は一人でゆっくり過ごしたいと夫も妻も思っているのです。

特に注目したいのは、
夫婦別寝室にしたいと考えているのが夫は34.1%なのに対して、妻は45.7%と約12ポイントも高いこと。

育児や家事、仕事など複数の負担を大きく抱える妻の方が、
夫よりも落ち着いて就寝したいという思いが強いといえます。

また、睡眠不足になりがちな育児期を過ぎても
「自分の時間が少ない」という不満が夫よりも高いことがうかがえます。

(2)注文住宅で夫婦別寝室を成功させるには?

注文住宅の新築は、間取りを一から考えるため夫婦別寝室を実現しやすい機会といえます。

これまで住んでいた住宅では、
夫婦別寝室にしたくても物理的に部屋数が足りなくてできないという場合が多いですし、
もし部屋数が足りていても寝室を別にするきっかけをつかみにくいからです。

もし夫または妻と別寝室にしたいと考えているなら、
注文住宅を建てる際の間取り設計の段階で、希望の注文住宅の条件において
優先順位が高い項目として挙げることが大切です。

とはいえ、今まで寝室を同じにしていた夫婦だと、
いくら注文住宅の新築がきっかけとしても寝室を別にしたいという提案はしづらいという人も多いでしょう。

先ほど紹介したように、夫より妻の方が夫婦別寝室を望んでいる確率が高いのです。

ということは、注文住宅の間取りを決める段階で
妻が夫婦別寝室にしたいという要望を我慢せず思い切って切り出すこと、
また夫も「寝室を別にしたい」と妻が希望するのはなぜかを察して注文住宅の間取りを検討してあげることが、
注文住宅の新築をきっかけに夫婦別寝室を実現させる第一歩といえます。

2. 夫婦別寝室だとどんなメリットがあるの?

(1)熟睡できる

就寝中どんな眠り方をしているのか、自分では把握できません。
男女にかかわらず、静かにほとんど動かず眠る人もいれば、寝返りを何度も繰り返したり、
歯ぎしりやいびき、寝言などが夜通し続いたりする人もいます。

こうした就寝時の癖は、結婚して年数が経つほど気になるものです。
一日の中でもっともリラックスし、ストレスを解消し、
体力をリカバリーする行為である睡眠を毎晩配偶者の就寝時の癖で妨げられると、
リラックスするどころかかえってストレスが溜まってしまいます。

注文住宅の建築に合わせて夫婦別寝室にするとこうしたストレスを軽減し、熟睡できるでしょう。
睡眠不足が解消され、体力が回復して翌日の過ごし方もより前向きになれるのです。

(2)プライバシーが確保できる

たとえ夫婦であってもそれぞれ一人の人間ですから、プライバシーは大切です。
就寝前の時間は一日の中でも特にリラックスを必要とする時間ですから、
映画鑑賞や読書、音楽鑑賞など自分がしたいことをしたいという人は少なくありません。

夫婦同寝室だと、起きている方は先に寝ている方にどうしても気を使いがち。
しかし別寝室なら自分のしたいことを自由に、好きな時間まで楽しめます。

注文住宅を新築したという満足感の中に、プライバシーの確保によって新鮮さや気持ちの余裕が生まれ、
夫婦仲がかえって良くなる可能性も高いと言えます。

(3)ストレスを溜め込みにくくなり心身の健康を維持しやすい

仕事や家事、育児、介護など、日々の中でストレスを受けることはたくさんあります。
睡眠はこうしたストレスを解消する働きをする重要なものですが、
夫婦同寝室だと気を使い合ってストレスが解消されにくくなることがあります。

特に夫婦喧嘩をした時は、
寝室が同じだと就寝時間をあえてずらしたり少しでも離れて寝たりしますが、
喧嘩相手がそばにいますからイライラする気持ちがおさまりにくいです。

しかし夫婦別寝室なら、物理的な距離が取れるため気持ちが冷静になりやすく、
ストレスになりにくいのです。

ストレスが軽減されれば自然と穏やかな気持ちで過ごせますから、
注文住宅の間取りで夫婦別寝室を採用することで、
夫婦や家族の関係が改善され心身とも健康になりやすいといえるでしょう。

3. 注文住宅で家を建てる時に考えておきたい、
ライフステージと共に変わる夫婦の関係

(1)夫婦二人

夫婦二人で過ごす新婚期は、
大人同士で自由に行動できることもあって夫婦仲は円満であることがほとんどです。

夜出かけたり旅行に行ったりすることにも制約がなく、常に一緒にいたいと夫婦とも思っています。
ですから、夫婦のみの段階で注文住宅を新築するなら、寝室は同室であるケースが多いでしょう。

(2)夫婦+子供

妻が妊娠すると、妻の行動範囲が制限されるため夫が妻をサポートする環境になります。

夫婦の精神的な繋がりが強くなると同時に、
これから親になるという自覚が芽生えて男女というより家族という意識が強まってくるでしょう。

子供が生まれると妻は育児メインの生活になるため、夫婦の時間は激減し、子供中心の生活にシフトします。

仕事をしている夫と育児や家事を担う妻の生活時間パターンが異なるため、
この段階で注文住宅を新築すると、それまで夫婦同寝室だったのが注文住宅の新築をきっかけに
夫婦別寝室を選ぶケースも多いです。

(3)子供が独立した後の夫婦二人

大学進学や就職を機に子供が家を出て独立すると、再び夫婦のみの生活に戻ります。

しかし新婚期とは違って、十数年経験した育児期間中に
お互いの価値観やライフスタイルが変化していることも多いです。

そのため、この段階で注文住宅を新築した場合は、
それぞれのプライバシーの確保を重視して夫婦別寝室を選択するケースが多いです。

(4)老後

早ければ60代、一般的には70代以降から夫婦どちらかが介護を必要とする状況が増えてきます。
介護のレベルにもよりますが、夜間にも世話をしなければいけない状態であれば
世話のしやすさを考えて夫婦同寝室になるケースが増えてくるでしょう。

このように、夫婦関係は年齢やライフステージによって変化します。

ライフスタイルが多様化している現代では、
例えば40代でも育児が終わった夫婦もいれば子供が生まれたばかりの夫婦もいますから、
年齢を基準に考えるのではなく、注文住宅を新築する時点から先のライフスタイルに合わせて
家の間取りを考える必要があります。

また、はじめは夫婦同寝室にしていたものの、
育児や就寝時間のずれなどの理由で別寝室にしたいという場合もあれば、
夫婦別寝室は気楽で快適だと思っていても徐々に一人寝に不安を覚え夫婦同寝室に変える場合もあるでしょう。

時期や状況、夫婦それぞれの心理など、結婚生活を営む間で起こる様々な変化はつきものです。

こうしたケースを考慮して、注文住宅を新築する場合は、
夫婦同寝室も別寝室も選択できるようフレキシブルな空間を設けた間取りを検討するのもひとつの方法です。

4. 夫婦別寝室にするならどんな間取りがいい?

(1)同じ部屋でベッドの位置を離す

夫婦別寝室にしたいという希望が強いなら、
注文住宅を新築する際の間取りの検討段階で伝えておくべきです。

しかし夫婦それぞれの寝室を確保できる間取りが難しい、
別寝室にするとリビングや水まわりや収納スペースなどが狭くなって生活しづらくなりそうなら、
夫婦同寝室にして室内の家具のレイアウトを工夫するのもひとつの方法です。

もっとも簡単なのは、注文住宅の間取りを決定する際に、
夫婦それぞれベッドを分けて距離を取る前提で寝室の面積を確保しておくという方法です。

シングルまたはセミダブルのベッドを2つ準備し、サイドテーブルをはさんで50~60㎝程度離します。
ベッドが別なので相手の寝相やいびき、寝言などに煩わされることはありませんし、
互いの気配を適度に感じられて不安を感じにくいです。

(2)完全に別室にする

就寝時間が大きく違う、ベッドを離した程度ではストレスが軽減されないという場合は、
十分な睡眠を得るためにお互いの気配が感じない距離を取る必要があり、別寝室がおすすめです。

例えば夫か妻のどちらかが深夜に帰宅することが多いなら、
帰宅後の食事や入浴などで起こる音の影響を考慮して、
就寝時間が早い方が水まわりからより遠い位置に寝室を確保するといった工夫が必要でしょう。
注文住宅を新築する機会を活用すれば、比較的簡単に実現できる方法です。

(3)セミ別寝室を検討する

セミ別寝室とは、夫と妻それぞれの個室と寝室を兼ねた部屋を確保し、
隣接した壁面に引き戸など出入口を設けて行き来できるようソフトに区切った寝室のことです。

部屋自体はそれぞれ独立していますが。
引き戸を閉めれば別寝室に、引き戸を全開すれば同寝室になるというもの。

ベッドの位置は離れているため互いの寝相やいびき、寝言などの影響を受けにくい上に、
基本は別部屋ですからプライバシーを保ちやすいです。

さらに引き戸の開閉具合で距離感を調整できるため、長期的なライフスタイルの変化だけでなく、
風邪を引いたり夫婦喧嘩をしたりして一時的に距離を取りたいといった場合にも対応できます。
注文住宅の間取りを決める際に、同寝室か別寝室かを固定するのが不安な夫婦には向いているでしょう。

5. 夫婦別寝室を考える時に大切なこととは?

(1)夫婦の意見を互いに尊重する

乳幼児の世話がしやすい、相手の寝相が気になる、
室温の好みが違うなど、夫婦によって別寝室にしたい理由は様々です。

ただし、別寝室にしたい理由が一時的なものなのか長期的なものなのかによって、
注文住宅を新築する際の間取りにどう反映させるかも変わってきます。

夫婦での生活は数十年という長い期間にわたって続くものであると同時に、
人が健やかに生活していくために重要な睡眠はきちんと確保すべきであることを考慮すると、
そもそも「夫婦は同じ部屋で寝るもの」という考えを固定させること自体見直す必要があるでしょう。

注文住宅の間取りを検討する段階では、夫婦がお互いにもっとも心地よく眠れる環境をつくるためにも
相手の意見を尊重し合いながら決めていくのが理想といえます。

(2)家づくりのプロから最適な提案を受ける

前述したように、夫婦同寝室か別寝室かを決めるには夫婦の意見が中心となりますが、
それだけだと快適性を得るには十分ではありません。

寝室を同じにするにしても分けるにしても、
注文住宅を新築する際は家全体の過ごしやすさを考慮しながら間取りを考えなければいけないからです。

家族の団らんの場であるリビングの広さは十分か、調理作業を行うキッチン内は動きやすいか、
浴室や洗面室やトイレが狭くないか、収納スペースが不足していないか、
日当たりや風通しの悪い個室がないかなど、膨大な項目のチェックが必要です。

そのため、家づくりのプロによく相談することが重要です。

家づくりのプロから最適な提案を受けるには、
寝室の問題を含め「どういった家を建てたいのか」という思いをきちんとまとめ、
しっかり伝える作業が不可欠です。

「無理なことを言っているかもしれない」と心配になるかもしれませんが、
要望を踏まえつつ最適な間取りを考えるのがプロの仕事ですから遠慮は無用。

気にせず要望はすべて出しましょう。

自分たちでは思いつかなかったアイデアを提案されやすくなり、
より満足度の高い注文住宅を手に入れられる可能性が高まります。

 

工務店が建てるお手本住宅

【まとめ】

初めての注文住宅づくりは、とまどうことも多いものです。

しかし夫婦という視点だけでなく、夫と妻それぞれが自分という視点も持って
ライフスタイルや価値観に合った暮らし方ができる家づくりを目指すことが大切です。
なぜなら、一人ひとりが心地よく過ごせなければいい家とはいえないからです。

家族が、そして自分が満足できる家を家づくりのプロと一緒につくり上げていくために、
いろいろな形の夫婦を見てきた家づくりのプロに相談し、
どんな家がいいのかをじっくり話し合いながら注文住宅の間取りを検討していくことをおすすめします。

ご相談・モデルハウス見学・家づくり勉強会をご希望の方へ
詳しくはこちらから

R+house守谷・柏からお知らせいろいろ

はじめての家づくり
家づくりの流れ
アトリエ建築家がデザインする家
地震に強く性能の高い家
私たち工務店の最も大切な仕事とは?
無駄なコストを省く工夫
家づくり勉強会に参加する
モデルハウスを見学する
スタッフ紹介
家づくりのヒント
施工事例
採用情報
Topへ